マテリアルの割り当て

シーンのオブジェクトは、レンダリングマテリアルを指定の場所から取得します。マテリアルは異なる方法で割り当てることができます。マテリアルを割り当てるのに使用する方法によって、モデルの将来の変更、維持が簡単かどうかが決まります。

マテリアルは3つの方法で割り当てることができます。この3つは、階層です。リストの下の方にある割り当て方法は、その上の割り当て方法に優先されます。3つの方法は次のとおりです。

1. レイヤ - ブロックにあるオブジェクトまたはオブジェクト単位での割り当てでない限り、レイヤのすべてのオブジェクトに指定のマテリアルが割り当てられます。
2. 親 - これはブロック内のオブジェクトに使用されます。親の設定で割り当てのオブジェクトは、ブロックのインサートのマテリアルを使用します。
3. 個々のオブジェクト - マテリアルは直接オブジェクトに割り当てることができます。これは他のすべてのマテリアルの割り当て方法に優先します。

マテリアルは、レイヤで割り当てることをお勧めします。レイヤの設定で割り当てると、同じレイヤにあるすべてのオブジェクトのマテリアルを簡単に変更することができます。オブジェクトが数個しかなく、それらを別々のレイヤに置きたくない場合は、オブジェクトでマテリアルを割り当てるとよいでしょう。

インポートされたファイルは3つの割り当て方法のいずれかが設定されています。多くの場合、オブジェクトの設定の割り当てが設定されています。モデルをレイヤの設定に変更するのは大変な作業になる場合がありますが、レンダリングマテリアルに多くの編集が必要な場合、便利な場合もあるでしょう。

マテリアルを割り当てると、そのマテリアルは現在のモデルに保存されます。マテリアルを編集しても、他のモデルのマテリアルには影響はありません。

マテリアルをレイヤに割り当てる

マテリアルをレイヤの設定で割り当てると、マテリアルはそのレイヤのすべてのオブジェクトに割り当てられます。これはデフォルトの割り当て方法です。レイヤのマテリアルの割り当てを変更するにはレイヤダイアログボックスを使用します。 メモ: マテリアルエディタからマテリアルを削除すると、削除されたマテリアルを割り当てられていたすべてのオブジェクトがレイヤでの割り当てに戻されます。

マテリアルをレイヤにドラッグする

1. Rhinoでレイヤダイアログボックスを開きます。
2. ライブラリタブまたはマテリアルエディタタブのマテリアルリストで、レイヤダイアログのレイヤ名にマテリアルをドラッグします。

マテリアルをレイヤに割り当てるには

1. Rhinoでレイヤダイアログボックスを開きます。
2. 1つまたはそれ以上のレイヤ名を選択し、マテリアルカラムをクリックします。
3. レイヤのマテリアルダイアログボックスで、マテリアルドロップダウンリストからマテリアルを選択します。

マテリアルをレイヤから取り除く

1. Rhinoでレイヤダイアログボックスを開きます。
2. 1つまたはそれ以上のレイヤ名を選択し、マテリアルカラムをクリックします。
3. レイヤのマテリアルダイアログボックスで、マテリアルドロップダウンリストからデフォルトのマテリアルを選択します。

マテリアルを親に割り当てる

親の設定はあまり使われませんが、役に立つ割り当て方法です。ブロックインスタンス内のオブジェクトは、レイヤの設定またはオブジェクトの設定の割り当ての場合、それらを保持します。親の設定に設定されているオブジェクトは、ブロックのインサート時のマテリアルを使用します。この方法によって、ブロックインスタンス内のオブジェクトは、親ブロックのマテリアルを使用できます。

例: タイヤレイヤにタイヤがあり、車輪レイヤに車輪がある車のモデルの場合を考えてみましょう。車のボディはレンダリングで、個々のブロックインスタンス間で変えたいとします。車のボディに親の設定を割り当てると、マテリアルはブロックインサートに割り当てることができ、ボディのみがそのマテリアルを使用します。

オブジェクトのプロパティを使ってマテリアルを割り当てるには

1. オブジェクトを選択します。
2. 編集メニューのオブジェクトのプロパティ をオブジェクトの編集のためにクリックします。
3. プロパティダイアログボックスのマテリアルページ のマテリアルの割り当て方法で、「親の設定」をクリックします。

マテリアルをオブジェクトに割り当てる

マテリアルは、マテリアルライブラリからレイヤまたはオブジェクトに割り当てることができます。レンダリングマテリアルは、個々のオブジェクトに割り当てられ、Rhinoのビルトインレンダラによって使用されます。 マテリアルエディタを参照してください。

マテリアルは、レイヤで割り当てることをお勧めします。 オブジェクトが数個しかなく、それらを別々のレイヤに配置したくない場合は、オブジェクトでマテリアルを割り当てるとよいでしょう。

オブジェクトのプロパティを使ってマテリアルを割り当てる

1. オブジェクトを選択します。
2. 編集メニューのオブジェクトのプロパティ をオブジェクトの編集のためにクリックします。
3. プロパティダイアログボックスのマテリアルページ のマテリアルの割り当て方法で、「オブジェクト」をクリックし、リストでマテリアルをクリックします。

マテリアルを1つのオブジェクトにドラッグする

• ライブラリタブまたはマテリアルエディタタブのマテリアルリストで、マテリアルをオブジェクトにドラッグします。ドロップする正しい位置にカーソルが置かれると、オブジェクトがハイライトされます。

マテリアルを選択されたオブジェクトに割り当てる

1. オブジェクトを選択します。
2. ライブラリタブまたはマテリアルエディタタブのマテリアルリストで、モデルパレットのマテリアルのマテリアルを右クリックします。
3. メニューの選択オブジェクトに割り当てをクリックします。

マテリアルが割り当てられたオブジェクトを選択する

1. ライブラリタブまたはマテリアルエディタタブのマテリアルリストで、モデルパレットのマテリアルから1つのマテリアルを右クリックします。
2. メニューのこのマテリアルが割り当てられているオブジェクトを選択をクリックします。

オブジェクトで割り当てたマテリアルを取り除く

1. オブジェクトを選択します。
2. 編集メニューのオブジェクトのプロパティをクリックします。
3. プロパティダイアログボックスのマテリアルページの割り当てで、「レイヤ」を選択します。